誕生石は、古代から特定の月に生まれた人々に幸運をもたらすとされている宝石です。
2021年、日本宝石卸商協同組合によって日本の誕生石が統一され、7月の誕生石は、ルビー、スフェーンの2つに決定されました。これらの宝石は、それぞれ独自の美しさと意味を持っています。
今回は、7月の誕生石について詳しく解説し、それぞれの宝石が持つ意味や特性について紹介します。

【意味と効果】
ルビーは古くから愛と情熱の象徴とされ、その深い赤色は情熱的な愛を表します。恋人同士や夫婦の絆を強めると信じられ、贈り物としても非常に人気があります。
また、古代の戦士たちはルビーが勇気を与え、戦場での勝利をもたらすと信じていたため、ルビーは勇気と力の象徴でもあります。

ルビーには身につけることでエネルギーを活性化させると言われており、積極性や行動力を高めたい時に身につけるお守りとして人気です。心の強化にも効果があり、ネガティブな感情を和らげ、自信や自己肯定感を高めることで前向きな気持ちをサポートします。さらに、一部の人々はルビーが血液循環を良くし、体全体の健康を促進する効果があると信じています。特に心臓や血液に関連する健康効果が期待されています。

ルビーはその美しさだけでなく、愛、勇気、繁栄、活力などを持つ人にもたらすと信じられ、多くの人々に愛されています。

②スフェーン
【特徴と歴史】
スフェーンは、チタナイトとも呼ばれる美しい鉱物で、その魅力は光沢と色彩にあります。
カラーバリエーションは黄色、緑、ブラウン、オレンジ、赤と多岐にわたります。特に鮮やかな緑色のスフェーンは非常に人気です。
スフェーンの1番の特徴はファイアーと呼ばれる虹色の輝きで、非常に美しい光の分散を示します。これがスフェーンが宝石として高く評価される理由の一つです。

スフェーンが発見されたのは18世紀後半で、詳細な記載がなされたのは19世紀初頭です。「スフェーン」という名称はギリシャ語で「くさび」を意味し、結晶の形状に由来しています。歴史的には、スフェーンは主にコレクターや鉱物学者に珍重されてきました。しかし、近年ではその美しさから宝石としての人気が高まり、ジュエリーに使用されることが増えています。

スフェーンの主な産地にはブラジル、メキシコ、カナダ、スイス、オーストリア、ロシア、パキスタン、マダガスカルなどがあり、特に高品質のスフェーンはパキスタンやマダガスカルから産出されます。

現代では、スフェーンはその美しい色合いと輝きから、リングやペンダントなどのジュエリーに多く使用されています。
このように、スフェーンはその特異な美しさと希少性から、ジュエリー市場や鉱物市場で特別な位置を占めています。

【意味と効果】
スフェーンは、美しい色合いと高い屈折率を持つ宝石であり、その美しさだけでなく、スピリチュアルな意味や効果も持つとされています。

スフェーンの意味
スフェーンは、ギリシャ語で「くさび」を意味する「sphenos」に由来しており、その結晶形状に基づいて名付けられました。スフェーンは直感や洞察力を高め、クリエイティビティを刺激する石とされています。

スピリチュアルな意味

1. 直感力の向上
スフェーンは直感力や洞察力を高めると信じられています。この石を持つことで、自分の内なる声に耳を傾けやすくなり、人生の重要な決断を下す際に助けになると言われています。

2. クリエイティビティの刺激
スフェーンは創造力を刺激し、芸術的なアイデアを促進すると言われています。アーティストや作家、デザイナーなど、創造的な仕事に従事する人々にとって、この石はインスピレーションの源となるでしょう。

3. 知識と知恵の石
スフェーンは知識を深め、知恵を授ける石とされ、学習や研究を助けると信じられています。学生や研究者にとって、集中力を高め、学業成就をサポートする石と見なされています。

4. ポジティブなエネルギー
スフェーンはポジティブなエネルギーを引き寄せ、ネガティブなエネルギーを排除するとされています。心のバランスを保ち、ストレスや不安を軽減する助けとなるでしょう。